UEAドバイにて ”グリーン・シティ”が誕生。ドーム型ハウスによる農業生産とCSAモデルの普及へ

 UAEドバイに新たな「グリーン・シティー」が誕生する。シティーといっても住民が最大で2700名ほどになるコンパクトな町を新たに建設し、住宅の屋上には太陽光パネルを全てに設置、水や廃棄物の100%リサイクルを目指す。

新たなグリーン・シティーは、有名な観光エリア「ドバイモール」から車で15分ほど、空港から車で20分ほどの場所に位置している。

UEAドバイにて ”グリーン・シティ”が誕生。ドーム型ハウスによる農業生産とCSAモデルの普及へ
開発はダイアモンド・ディベロッパーズ社が担当。2003年に設立した同社は、不動産開発などを手掛けており、特に近年の不動産開発には、環境意識の高い富裕層をターゲットにしたサステイナビリティをコンセプトに展開している。

UEAドバイにて ”グリーン・シティ”が誕生。ドーム型ハウスによる農業生産とCSAモデルの普及へ
町全体の広さは46ヘクタール。100%太陽光発電にて運営する予定で1万本以上の木が植樹される。うち、メインはナツメヤシ(デーツ)の木で約2000本が植樹されている。

人工的に木を植樹するのではなく、循環型サステイナビリティを重視しており、生態系の維持/農業/廃棄物のリサイクルや土壌の窒素成分の安定化などパーマカルチャー(Permaculture)の原理に従いながら街づくりを行っている。

UEAドバイにて ”グリーン・シティ”が誕生。ドーム型ハウスによる農業生産とCSAモデルの普及へ
住民に対しては、電気自動車の無料レンタルなどを行い、電気スタンドも設置されている。公園なども多く整備され、住民は読書やヨガなど自由に行える。自転車でのサイクリングも一部は優先ゾーンを設けている。