キユーピーは、埼玉県深谷市が推進する「花園IC拠点整備プロジェクト」の運営事業者に応募し、野菜の魅力を体験できる施設「深谷テラスFarm(仮称)」の開設を予定している。2016年4月に深谷市と基本協定を締結し、2019年春の開業に向けた準備を進めていく。
同社では2012年から新規ビジネス案の社内公募制度「Try! Kewpie」を実施しており、今回の「深谷テラスFarm(仮称)」は、第一回に選出されたビジネス案となっている。
お客様に野菜の魅力を知ってもらい、もっと野菜を食べてほしいとの思いから立ち上がった「深谷テラスFarm(仮称)」は、“野菜って楽しい!畑のわくわくと発見を食卓に”をコンセプトとした体験型施設となる。農業や食育などの体験を通じて、野菜を楽しみ、体も心も健康になるライフスタイルを提案する。
敷地内に多品目生産ができる「畑」、地域素材を使用した料理が楽しめる「野菜レストラン」、地域野菜や加工品を販売する「野菜SHOP」を併設し、畑での収穫から調理・食事までを体験できる「野菜教室」を開催する。
施設の候補地として深谷市を希望した理由は、深谷市が首都圏有数の農業地域であり、年間を通してさまざまな野菜の栽培が可能であること、都心から約90分というアクセスの良さ、誘致予定の商業施設を含む周辺エリアの集客力である、という。
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