太陽光利用型植物工場にてディズニーリゾート向けトマトを自社生産

 株式会社オリエンタルランドは山梨県北杜市の約3haの土地に太陽光利用型植物工場を建設し、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーで使用するトマト、ミニトマト、パプリカについて2017年度からの自社生産を目指す。

太陽光利用型植物工場にてディズニーリゾート向けトマトを自社生産

新設する施設は、室温、湿度、二酸化炭素濃度などの環境を制御するシステムを用いた植物工場にて、年間約250tの野菜類(トマト、ミニトマト、パプリカ)の周年生産が可能となる。

また山梨県北杜市は、日本の中でも非常に長い日照時間と昼夜の寒暖差を有しており、高品質な野菜類を生産できる地域であることに加え、舞浜から近郊な場所でもあることから、完熟状態のものを高い鮮度で東京ディズニーリゾートへ供給することが可能となる。

同社は今年度から千葉県袖ヶ浦市において野菜類の自社生産を開始しており、山梨県北杜市の農園と合わせたトマト、ミニトマト、パプリカの総生産量は、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの飲食施設における年間使用量を十分に満たし、パークの飲食施設で使用するこれらの野菜類はすべて自社生産のものとなる予定となる。

<山梨県北杜市の野菜農園概要>
場所:山梨県北杜市
敷地面積:約3ha
栽培品目:トマト、ミニトマト、パプリカ
年間生産量:約250t
生産方法:太陽光利用型の養液栽培
生産開始:2017年度(予定)
※千葉県袖ヶ浦市の農園は、0.5haの土地にて約100tのトマト、ミニトマトを自社生産しており、パークの一部の飲食施設で使用を開始している。