スイスのベンチャー、AI技術を導入した農薬散布マシーンを開発

植物工場IT活用事例セミナー

 米国やオーストラリア、英国などの先進国における農家は、省力化・効率化を高めるために技術導入に熱心だ。こうした国では植物工場のような生産効率の高い栽培方式を採用するだけでなく、露地栽培においてもハイテク化を進めている。

技術導入に積極的な理由として、近年では周辺の途上国から、短期の農業労働者の確保が難しくなっていることも背景にある。

また、最新技術には、既存の農業技術とは異なるスキルが必要であり、高度なエンジニアリング技術を持つ人材育成・確保も問題となっている。

こうした先進国の農家は、少ない作業員で生産施設を効率よく、管理・運営する必要性が高まり、自動ロボットやAI技術にも関心が高い。

そして、生産性と同時に利益率を高めるため、環境志向の消費者をターゲットにして、エコ(サステナブル)や地産地消を訴求ポイントの一つとして、高値での販売につなげようとする傾向も強い。


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AI農薬散布マシーンを開発するエコ・ロボティクス社

 スイスのエコ・ロボティクス社は、AI技術を導入した除草・農薬散布マシーンを開発しているベンチャーである。同社が提案する機械には、高性能カメラが内蔵されており、画像認識にて取り除くべき雑草と、栽培している作物を瞬時に判別することができる。

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