シンガポールでは、メディア開発庁(IMDA)などが主体となって、バーチャルリアリティー(VR)による教育プログラムを学校や臨床トレーニングセンターに導入していく方針を発表した。現地企業でVRコンテンツ開発を行うBeach House Pictures社など民間企業の協力も得ながら、まずは5つの小学校に試験的に導入される計画。
例えば地理・歴史などを学ぶ際に、シンガポールのお寺や公園などの名所をVR上にてバーチャル見学できるような学校教育向けにカスタマイズされたコンテンツを開発する。
その他、シンガポール政府が推進している高度な農業技術(多段式の植物工場など)を学ぶため、VR上で植物工場施設、有機農場、畜産や養殖施設などを見学できるVRコンテンツの提供も予定されている。
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約400名の生徒を対象に試験プログラムでは、小学4年生と5年生を対象に、ハイテク農業施設をバーチャル上で見学するだけでなく、施設の構造や建築・設計デザインなど、深いレベルで学習できるようにする、という。
また学校だけでなく、医療分野でも、実践的なトレーニングのために活用していく計画である。
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