ドイツベンチャーによる都市型・大規模アクアポニクス施設を建設

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 ドイツ・ベルリンにて2012年、れんが造りの古い醸造所跡に設立されたECFファームシステムズ社による都市型農業ビジネスが本格化している。同社のオフィスには現在、写真のようなコンテナ型アクアポニクス施設が稼働し、地域住民や民間企業の人々が多く訪問している。

同社は世界の都市人口が半数以上となった現代において、人口が密集した都市エリアにて、狭いスペースでも効率の良いサステナブルな生産方式と、新鮮な地産地消野菜を地域住民に提供することをミッションに事業を展開するベンチャー企業である。

アクアポニクスの仕組みに関する詳細は省略するが、コンテナ内部の1階部分には魚の養殖タンクが設置され、魚の糞・排泄物のアンモニアなどを硝酸塩に変換するバクテリアを固定化したフィルターを通して、2階のハウス部分の養液栽培に利用されている。

ドイツベンチャーによる都市型・大規模アクアポニクス施設を建設ドイツベンチャーによる都市型・大規模アクアポニクス施設を建設

2階の温室ハウス部分では、葉野菜からトマト・ナス・唐辛子・イチゴといった果菜類まで、様々な作物を栽培している。生産性を高めるためにロックウール培地による2段の多段式養液栽培(人工光源は導入していない)を行っている。

1階のコンテナ内部では環境変化にも強い大型淡水魚を飼育している。ティラピアの他、パーチ類(例えばナイルパーチ、パイクパーチなど)、バラマンディなどの魚を提案している。