ローソンファーム千葉、小松菜などの野菜を「ローソンストア100」に販売

 農業生産法人「ローソンファーム千葉」では、栽培した野菜の販売を、9月7日に関東地区で始めると発表した。100円均一が特徴の生鮮コンビニ「ローソンストア100」を中心とする約900店での販売を計画している。

農業生産法人は、6月に資本金500万円で設立。地元生産者の「芝山農園」が75%、ローソンが15%、ほかに青果卸など2社が5%ずつ出資している。

約3ヘクタールの農地で小松菜のほか大根、ニンジン、ホウレンソウなどを栽培し、初年度は約150トンの収穫を目指す。

 ローソンは千葉県を手始めに、主に東名阪地域に農業生産法人を設けて、野菜の栽培に取り組む方針。千葉のファームで生産された野菜は農場で生産履歴を管理し、収穫から店頭に並ぶまでに野菜集荷センターを介さないため、物流時間が従来比約12~24時間(商品により異なる)の短縮となり、新鮮な野菜を提供することができるようになった、という。

(株)ローソンファーム千葉」概要
1)会社名:農業生産法人 株式会社ローソンファーム千葉
2)住所:千葉県香取市福田724番地1
3)農地面積:約3.0ha
4)出資者:生産者(芝山農園)75%、(株)ローソン15%、東京シティ青果(株)5%、(株)RAG 5%
5)代表者:代表取締役社長 篠塚利彦(芝山農園)
6)資本金:5,000,000円
7)栽培品目:小松菜、大根、にんじん、ほうれん草等の野菜
8)収穫量:約150トン(初年度計画)
9)販売店舗:関東地区のローソンストア100(約650店舗)および一部ローソンの野菜取扱い店舗(約250店舗)の合計約900店舗