株式会社NTTドコモは、新潟県佐渡島にある株式会社JAファーム佐渡のほ場にて、眼鏡型ウェアラブル端末「スマートグラス(AceReal(R) One)」を活用して、佐渡島特産「おけさ柿」の栽培を技術指導員が遠隔から指導する実証実験を行う。
また、あわせて、経験の浅い農業従事者の早期の技術取得をめざし、熟練者の技を3D映像で記録する実証実験も実施します。「AceReal One」の活用と3D動画撮影による技術伝承を組み合わせた農業支援は、全国で初の取り組み(※2)です。
佐渡島では、高齢化により農業の担い手が減少する後継者問題を抱えています。そのため、新規参入者や臨時の農業従事者に栽培技術を伝えていくことが重要課題となっており、本取り組みにより、栽培技術を「見える化」し、経験や勘に頼らない農業をめざします。
本実証実験は、農林水産省の「令和2年度スマート農業実証プロジェクト」(※3)の公募において採択され、新潟県を代表機関とするコンソーシアムのプロジェクト(※4)内で実施いたします。本実証実験では、柿生産においてスマート農業技術導入による、農作業の省力化および経営改善の効果実証を行います。
※2 「AceReal One」と3D動画撮影の組み合わせにおいて初の事例。2020年9月8日時点、ドコモ調べ。
※3 我が国の農業が抱える高齢化、人手不足の課題を解決するため、ロボット、AI、IoTなど先端技術を活用した「スマート農業技術」を全国各地で実証するプロジェクト。
※4 「佐渡おけさ柿スマート農業実証コンソーシアム」の「佐渡島特産『おけさ柿』大規模経営へのスマート農業技術体系の導入実証」(代表・新潟県農林水産部農産園芸課。農業者、農業協同組合、企業、行政機関など12組織により構成)。
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