楽天株式会社と楽天グループの楽天農業株式会社は、両社で提供する農業サービス「楽天ラグリ」のサービス名称を「楽天ファーム」に変更した。
2017年に開始した本サービスは、「日本の農業の課題を解決し、農業を通じて日本をエンパワーメントする」をミッションとし、定期宅配サービス「100%オーガニック定期便」の運営や、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、レストランなどへの100%国産オーガニック野菜を使用したサラダや冷凍野菜の提供を行ってきました。
このたび、さらなるサービスの拡大と、自然環境や生態系への負荷を低減したサステナブルな農業であるオーガニック農業および安全安心なオーガニック野菜の普及拡大を目指し、名称を「楽天ファーム」としました。
楽天農業は耕作放棄地を活用し、新たに静岡県御殿場市と伊豆の国市で保有する約52haの農場の稼働を順次開始しており、有機JAS認証も取得中です。
すでに稼働している愛媛県と広島県の自社農場に加え、静岡県の農場も稼働することで、楽天農業の野菜の生産量を引き上げます。将来的にはお客様への配送を現在の愛媛県からだけでなく、静岡県からも可能とすることで、東日本エリアへの配送時間の短縮も目指しています。
また、楽天が運営するインターネット・ショッピングモール「楽天市場」において「楽天ファーム オーガニック&ナチュラルマーケット」をオープンしました。
ユーザーは、これまで主にオンラインでの定期宅配サービス(「100%オーガニック定期便」)を通じて販売されていた100%国産オーガニックの生鮮野菜のセットやカットサラダ、冷凍野菜を、好きな時にオンラインストアで購入できるようになりました。
生鮮野菜は、愛媛県産のおまかせ野菜セットおよび日本全国から選りすぐりの旬の野菜から選べる野菜セットが用意されており、使い勝手のよいカットサラダや冷凍野菜と合わせて、ご自宅で手軽にオーガニック野菜を取り入れることができます。
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現