創業74年目を迎える教育の出版社・株式会社新興出版社啓林館は、社内の絵本児童書ブランド・文研出版から、日本初となる昆虫食の図鑑「ホントに食べる? 世界をすくう虫のすべて」を刊行した。
本の表紙本の表紙
2013年に国際連合食糧農業機関(FAO)から昆虫食に関するレポート公開されました。世界の食糧不足改善や温室効果ガス軽減などが示唆されたこのレポートをきっかけに、世界に広く昆虫食が話題になっています。
日本でも昨年ごろより虫を使った食品のリリースや昆虫食レストランなどが増えてきています。
なぜ虫を食べることで環境や社会によいことがあるのか。今までどのような形で昆虫は食べられてきたのか。そして、どう食べるのがおいしいのか。
さらに、自分で虫をつかまえて調理して食べる方法など、昆虫食の現在・過去・未来がわかりやすく記述されています。
小学生向けの図鑑でありながら、大人が読んでも十分に昆虫食のムーブメントが理解できる「昆虫食の入門書」。新型コロナウイルスの影響で外出機会が減った小中学生が、家庭で読みやすい1冊でもあります。4月2日より順次、全国書店およびネット書店で発売中です。
【本書の内容】
「ホントに食べる? 世界をすくう虫のすべて」
内山昭一/監修
発行年月/2020年4月
A4判/上製本/128ページ
4色/日本語
定価/本体3,600円+税
小学校中学年~一般向け
ISBN978-4-580-88627-8
NDC 383 / C8045
■第1章:虫は食べられる
FAOレポートを基にした昆虫食の利点と虫の生態を解説。
■第2章:日本のおいしい虫たち
長野県をはじめ全国でこれまでどんな虫がどのように食べられてきたかを紹介。さらに、セミやコオロギ、バッタなどの身近な虫を実際に捕まえて食べてみるそのやり方を解説した食育的パートも。
■第3章:世界のおいしい虫たち
世界の昆虫食を豊富な写真と共に紹介。
■第4章:これからの時代の虫ごはん
最新の昆虫食イベントや昆虫食レストラン、そして最新昆虫食品のルポなど。
※他、全国の昆虫食スポットを可能な限り収録した店舗リストなど、コラムも充実。
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