東京都多摩市では、2016年8月に明治大学で行われた「新世代アグリチャレンジャー育成講座」をきっかけにアスパラガスの「採りっきり栽培」への挑戦をスタートし、試験栽培も含め約3年の月日を経て本年3月上旬から、今年も本格的な収穫時期を迎えた。
多摩市では、2016年の「新世代アグリチャレンジャー育成講座」を経て、2017年より多摩市農業委員と多摩市内の農園でアスパラガスの「採りっきり栽培」の取り組みをスタートし、明治大学の協力を得ながら農地・収穫量の拡大を図ってきました。
2017年から取り組んでいるのは、青木農園、太田農園、小形農園、小暮農園の4軒でしたが、昨年から6軒に増え、さらに今年は農地を200㎡に拡大、そして収穫量も850㎏ほどに増加します。
都市近郊栽培なので地方産の輸送モノとは根本的に違い、アスパラガスの根元を切って下を向けると水が滴るほどで、収穫してから丸1日は土から出ている部分すべてが生で食べられるほどの新鮮さを誇ります。
今年も本格的な収穫期を迎え、また農園数も増えたことから収穫・販売量も昨年より1.5倍ほど拡大する見通しとなっています。
さらに今年の取り組みとして、多摩市の直売所でしか入手できなかった新鮮な「東京産 多摩のアスパラ」を、都内のミシュラン店で鍛え上げた腕前を多摩市の方々に味わって頂きたいとの想いから2019年6月に多摩市馬引沢でオープンした寿司店「寿し らん」にてアスパラを使ったお寿司を、旬の最高のネタで織りなすコースで楽しむことができます。
アスパラの収穫時期となる3月20日(金)から5月下旬頃までディナータイムに特別メニューとしてご提供しますので、ぜひ極上のお寿司とともに東京産の新鮮なアスパラをお楽しみください。
※農作物のため、天候不順等でご提供できかねる場合もございますので予めご了承のほどよろしくお願い申し上げます。
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