株式会社コイルは、高品質サプリメントブランド【noi】の新製品として、熊本県産イチョウ葉を100%使用した商品を発売する。なお、本製品は日本で初めての「熊本県産イチョウ葉100%のくまモンパッケージ」となっており、売上の一部は被災地の復興支援寄付金に充てられる。
●原料原産地の表示義務がないサプリメントの現状
今あなたが飲んでいる「イチョウ葉サプリメント」、世界のどこで育てられたどんな銀杏を使っているかご存知ですか?例えば、野菜や果物、お肉などは、「北海道産」「アメリカ産」というように、原産地が都道府県レベルで詳細に表示されています。
しかし、原料を加工しカプセル等に入れた“サプリメント”は加工食品なので、原料原産地の表示義務がありません*1。
世界のどんな地域でどのように作られた原料であったとしても、一度国内に輸入してしまえば、「国内製造」と表示できてしまうのです。
少しずつ原産国を公開する企業も増えてきましたが、中国産が大半を占めるイチョウ葉エキスでは、原産地を公開しないメーカーが多いのが実態です*2。
●流行のイチョウ葉サプリメント
トクホ(特定保健用食品)に次ぐ制度として、2015年にスタートした機能性表示食品制度の機能性関与成分でもあるイチョウ葉。
今やどのドラッグストアや通販サイトでもイチョウ葉サプリは売られており、多くの人がイチョウ葉サプリを容易に手に入れることができるようになりました。
しかし、名称は同じ「イチョウ葉エキス」でも、医薬品基準の厳しい規格を守ったものから、含有成分の量や品質が全く分からない物まで様々です*2。
熊本県産イチョウ葉100%使用。葉の大きな高品質イチョウ葉
古くから世界中で街路樹としても親しまれているイチョウですが、熊本県で育てられるイチョウ葉は、エキス抽出のために丁寧に育てられています。
この写真は、一般的なイチョウと、熊本県で育てられている葉と同じ品種の葉を並べて比較した資料用写真です。
優良種として選び抜かれ、選定と有機栽培によって改良された熊本イチョウは、今も農薬を使用せずに栽培され、病虫害防除やたい肥の研究などが日々実践され、毎日手をかけて育てられている高級品です。
葉の肉厚も約1mmとしっかりとした雄葉のみを使用しています。安価な海外品は収量を上げるために様々な農薬を添加していびつに大きく育てていたり、効率良くエキス化するための強引な抽出法をとったりしている例があるようですが、この熊本県産高品質イチョウ葉は、そのようなことが一切ありません。
お客様に安心してお飲みいただけるように、長年日本のイチョウ葉研究を行ってきたチームによってしっかりと管理され育てられているのです。
収穫量が増えれば、安定して熊本県産のイチョウ葉を日本中に供給することができます。日本製の高品質のイチョウ葉をもっと広められるように、今日も熊本ではイチョウ葉が育てられています。
1 新たな加工食品の原料原産地表示制度に関する情報 消費者庁
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/quality/country_of_origin/
2 amazon.co.jpサイトで閲覧(2019/7/4閲覧)
https://www.amazon.co.jp/s?k=%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6%E8%91%89%E3%82%A8%E3%82%AD%E3%82%B9
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