ATOUN、着るロボット・パワードウェアを発表。農業現場でも導入事例が増加

 株式会社ATOUN(アトウン)は、新型の“着るロボット”パワードウェア「ATOUN MODEL Y」を、東京ビッグサイトにて開催される「人手不足対策展2018(7/18-20)」に出展する。会期中はブースで「ATOUN MODEL Y」を着用体験もできる。

ATOUN、着るロボット・パワードウェアを発表。農業現場でも導入事例が増加
ATOUNでは、これまでパワードウェアによって、流通や建設をはじめとしたさまざまな作業現場の「働き方改革」に貢献してきました。加えて、2018年7月から出荷を開始した「ATOUN MODEL Y」では、農業分野からも注目され、導入事例も増えています。

若い世代の働き手がいない、高齢者が営む農家では、かなりの重量となる収穫物の運搬が大きな負担となっており、ATOUNでは、そのような高齢者の身体への負担軽減を目指した取り組みを推進しています。


パワードウェア「ATOUN MODEL Y」
床面付近から腰の高さでの荷物の持ち上げ下げの際に、腰の負担を軽減する、着るロボット。
http://atoun.co.jp/products/atoun-model-y


パワードウェア「ATOUN MODEL Y」開発の取り組み
「ATOUN MODEL Y」には、ATOUNが流通や建設分野を中心にこれまで蓄積してきた知見に加えて、2014年度~2015年度に農林水産省からの補助を受け実施してきたヒアリングや実証試験から得たデータが生かされています。

収穫物を運搬する際の持ち上げをアシストする機能の充実はもちろん、屋外での作業への対応(国際防護等級 IP55を取得)や、葉物野菜やイモ類の収穫、酪農での牛糞などのパレット移し替え作業時などにみられる中腰姿勢への対応、荷物の積み替えのような半身の姿勢への対応など、さまざまなシーンを想定して開発を進めてきました。