足場をはじめとする仮設機材の販売・レンタルを行うエスアールジータカミヤ株式会社は、農業用グリーンハウス事業等を行うサンテーラ株式会社から、グリーンハウス事業を2018年4月16日に譲受した。
これに伴い、当社は福岡県久留米市に『久留米出張所』を開設し、5月7日より九州での農業分野へ本格営業を開始いたしました。
アグリ事業強化
当社は、建設用仮設機材のノウハウを活かした、強くて低コストが特長の農業用グリーンハウス(パイプハウスおよび鉄骨ハウス)を2017年3月より販売開始し、アグリ事業に参入しています。
アグリ事業のさらなる拡大成長を図るため、当社は、サンテーラ株式会社から、グリーンハウス事業を4月16日に譲受しました。また、アグリ事業で九州地区へ本格進出するため、拠点となる『久留米出張所』を久留米市に開設し、5月7日より営業開始しました。
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サンテーラ株式会社は、1955年の設立以来、日本の農業に役立つ事業を行っています。近年では、農業用フィルムの製造加工・販売に注力しており、特に九州地区の農業分野で強いネットワークを持っています。
当社とサンテーラ株式会社との農業関連事業における協力体制は、今後も継続するため、当社は同社のグリーンハウス事業を取得するとともに、九州地区への本格進出を実現していきます。
足場のノウハウを農業に
農業用ハウスは、栽培環境をコントロールすることで、品質のよい作物を安定して収穫することができます。
しかし、従来の農業用ハウスは台風・突風・大雪などの自然災害に弱く、農業従事者の高齢化や離農による人手不足により、倒壊した場合などの復旧に時間がかかるという問題もありました。異業種ながら、当社はこれらの課題に着目し、独自の農業用ハウスを開発しました。
当社の農業用グリーンハウスは、建設用仮設機材の開発でつちかった構造計算ノウハウや、独自の金属加工技術がフルに活かされており、高い耐候性を持っていることが特長です。
また、ハウスの建設や、万一の修繕に関しても、当社が持つ全国60社以上の工事会社ネットワークを活かし、迅速かつ施工コストを抑えて対応することができます。
当社の農業用グリーンハウスは、優良な施設資材の開発・普及を図る協会「一般社団法人 日本施設園芸協会」の構造診断を受け、認証を得ています。
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