カナダの太陽光利用型植物工場にて野菜を生産するPure Hothouse Foods社は、生産・オフィス拠点を米国のジョージア州・ピーチ郡にある主要都市のフォートバレーに移転し、大型の植物工場と流通センターを整備する。
同社は、カナダのオンタリオ州レミントンで2003年に設立し、「ピュア・フレイバー(Pure Flavor)」ブランドにて商品を販売している。
商品群としては、トマト、パプリカ、キュウリ、ナス、レタスなど。米国の南部エリアを中心に、全米の主要都市に販売を行っている。なお、南部エリアにはテキサス州に流通センターも整備している。
同社では今回、拠点を移転するフォートバレーにて、30ヘクタールの巨大な太陽光利用型植物工場の建設プロジェクトがスタートし、その第1フェーズである、約10ヘクタールの施設建設が行われており、今年の夏ごろに完成する予定。
フォートバレー(下図)は、隣接する州の大都市にもアクセスが良く、効率よく商品を配送することができる。生産品目はトマト、キュウリが中心となり、初出荷は今年の秋ごろを予定している。
施設には、複合環境制御システムや高圧ナトリウムランプによる補光設備を導入することで、ほぼ周年生産を実現し、5年後には200名以上の雇用創出を計画している。同施設には、約7,000m2の流通センターも建設し、植物工場も含めた総事業は、約1億500万ドルとなっている。
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