株式会社日本農業インコーポレイテッドは、株式会社青研のりんご計4トンを6月5日、インドネシアのジャカルタ港向けに輸出を行い、6月中旬から現地高級スーパーで販売する。
インドネシア向け輸出に至った背景
青森県からのりんご輸出量3万6千トンのうち、台湾向けの輸出が2万7千トン、香港向けが7千トンと、上位二か国が全体の90%以上を占めている一方で、インドネシア向け輸出量は32トンと輸出量全体の0.1%にしか過ぎません(いずれもH27実績)。
同社では2.5億人の人口を抱え、近年の経済発展も著しいインドネシアを有望市場とみなし、りんごの輸出を開始いたしました。
今回の輸出の詳細
今回輸出されるりんごは昨年の11月に収穫され、株式会社青研にて、2010年に日本での農薬登録がなされたポストハーベスト技術である「スマートフレッシュ処理」を施し保存していたものです。
6月中旬から現地の高級スーパーなどでの販売を予定しており、販売中にはラマダン期の消費者の購買行動をテストします。今回得られるノウハウを基に、マレーシアや中東など、他のムスリム市場への将来的な販路の拡大も見込んでおります。
今後の計画
本取引の販売結果を踏まえて現地パートナーと来季のりんごの販売計画を協議し、2017年冬収穫のりんごから、毎月の定期的な輸出を行う計画です。
株式会社日本農業インコーポレイテッドについて
2016年11月に創業されたベンチャー企業で「日本の農業を強く、農家を豊かに。」をミッションに、輸出販路の開拓、現地でのマーケティングを行っております。
2017年3月にタイで独自のりんごブランド「Doscoy」をローンチし、現地のスーパーやハイパーマーケットで販売を行っております。
URL http://nihon-agri.com/
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