帝人、オーストラリア品種技術の機能性スーパー大麦グラノーラがYahoo!検索大賞2016を受賞

 帝人株式会社では2016年7月より『スーパー大麦グラノーラ』など3種のスーパー大麦バーリーマックス製品を試験販売しており、この度『スーパー大麦グラノーラ』が、Yahoo!検索大賞、プロダクトカテゴリーに新設された食品部門を受賞した。
Yahoo!検索大賞とは、Yahoo!JAPANサイト内で1月1日から11月1日の間で、2015年と比較して検索数が最も急上昇した人物、製品、作品などを今年の顔として表彰する賞のことです。
帝人、オーストラリア品種技術の機能性スーパー大麦グラノーラがYahoo!検索大賞2016を受賞
 帝人株式会社は、オーストラリア連邦科学産業研究機構が2009年に立ち上げたThe Healthy Grain Pty Limited.と、2015年2月に「バーリーマックス(TM)」の独占共同開発契約を締結し、共同開発を進めてきました。

2016年7月よりこれを使用した「スーパー大麦グラノーラ」の試験販売を開始し、「バーリーマックス(TM)」の事業展開の可能性を模索しています。今後も食品メーカーに向けた食品素材としてのマーケティング活動などを通して事業展開を加速していきます。

【スーパー大麦バーリーマックス(TM)について】
スーパー大麦バーリーマックス(TM)はオーストラリア生まれの品種改良した大麦です。一般の大麦に比べて2倍の水溶性食物繊維、4倍のレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)を含んでいます。

レジスタントスターチは、腸内細菌の「えさ」となり、短鎖脂肪酸(*)の産生に関与していることが近年の研究により明らかになっており、細胞壁を構成する不溶性および水溶性食物繊維にレジスタントスターチが包まれた構造を取ることで、消化酵素による分解を受けにくくなり、大腸の奥まで届くことが期待されています。
(*) 短鎖脂肪酸:腸内細菌が食物繊維を発酵分解して産生するもので、代表的なものに、酢酸、プロピオン酸、酪酸などがある。

■食物繊維の3段ロケット構造
(1) フルクタン      腸の入り口付近で発酵
(2) β‐グルカン     腸の真ん中付近で発酵
(3) レジスタントスターチ 腸の奥付近で発酵
⇒特長:大腸のなかで、善玉菌のエサとなり発酵する速度がそれぞれ異なる。