阪神電気鉄道株式会社では、鉄道高架下(尼崎センタープール前駅)の「阪神野菜栽培所」の植物工場にて、グリーンリーフレタス・フリルレタス・ベビーリーフを水耕栽培し、販売してきたが、新たな品種「ケール」を栽培し、新商品「ケールがたっぷり ベビーリーフ」の販売を開始する。
ケール(アブラナ科)はキャベツの一種で、栄養価が高く、βカロテンを初め、ビタミンCなど抗酸化作用が強い成分がたっぷり含まれており、キャベツと比較すると、βカロテンは約50倍、ビタミンCは約2倍、カルシウムは約5倍、食物繊維は約2倍となっています(「五訂日本食品標準成分表」から)。
3品種のケール(グリーンケール・レッドケール・切葉レッドケール)を1袋に50%以上配合し、苦みの強いイメージのあるケールを幼葉のうちに収穫することで食べやすく、一度に多品目の野菜を召し上がっていただくためにベビーリーフに配合しました。ケールの栄養を生で手軽にお召し上がりいただけます。
同社では、昨年11月から千船駅・姫島駅間の高架下を含む土地でシイタケの試験栽培を開始するなど、高架下の積極的な有効活用と沿線の活性化に取り組んでいます。
【新商品の概要】
1.商 品 名 「ケールがたっぷり ベビーリーフ」
2.販売開始時期 2016年2月中旬
3.主な販売場所 沿線の百貨店・スーパーほか
(参考)阪神野菜栽培所の概要
1.完成年月 2014年3月(出荷開始:2014年4月)
2.形 式 完全人工光型植物工場
3.住 所 尼崎市水明町373-6(「尼崎センタープール前」駅高架下)
4.建築面積 836平方メートル
5.生産規模、主な栽培品種
グリーンリーフレタス、フリルレタス
1日当たりの生産量計 約1,800株
ベビーリーフ
1日当たりの生産量 約25kg
6.主な販売先 阪神百貨店、阪急オアシス他沿線のスーパー、飲食店舗、ホテル等
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現