野菜の機能性に関する測定方法(機能性表示食品制度にも応用)

 機能性表示食品制度による商品の販売が6月16日より開始されました。当初は飲料や加工食品、サプリメントなどの販売が中心となるが、今回の表示制度では生鮮野菜も対象となり、安定的な成分含有量を実現できる植物工場のような生産方式にて栽培された野菜であれば、将来的には表示が可能かもしれません。

特定保健用食品(トクホ)と違って国の審査を受ける必要がない今回の機能性表示食品は、規定に沿った形で消費者庁に、成分の効能の科学的根拠を示した論文などを提出・受理され、問題がなければ企業の責任のもとで、60日後には自動的に販売することが可能となります。
そこで今回は野菜の機能性と、その代表的な測定方法について解説したい、と思います。

野菜の機能性に関する測定方法(機能性表示食品制度にも応用)村上農園のブロッコリー・スーパースプラウト商品。同社は静岡県焼津市に、完全人工光型植物工場にて、体の抗酸化作用を高めるとされるスルフォラファンを多く含むブロッコリーの新芽を生産している。同社でも機能性表示食品制度への申請を検討している。