日本システムウエアと三井物産エレクトロニクス、農業向けM2M/IoTサービスを提供開始

 日本システムウエア(NSW)と三井物産エレクトロニクス(MBEL)は、NSWのM2M/IoTクラウドプラットフォーム「Toami」とMBELが取り扱うLibelium社(本社:スペイン)製の屋外用途向け多機能センサーを組み合わせた農業向けサービスの提供を開始する。

 Libelium社は海外で大規模農業、スマートシティ、インフラなど様々な分野にセンサーネットワーク機器を提供しています。また、M2M/IoTにおいて重要な機能を担うM2Mプラットフォームとも数多くの接続・利用実績があります。

日本システムウエアと三井物産エレクトロニクス、農業向けM2M/IoTサービスを提供開始

様々なセンサーをラインナップしていることが同社の大きな特徴であり、例えば「大気中(ガス)の成分、温湿度」「水中の温度、pH、誘電率、濁度」「土中の温湿度」「日射量」「風向・風力」などのセンサーをラインナップしています。
ZigBee(Digi-Mesh)、3Gなどの無線ネットワークや防水、ソーラー充電などの機能も備えており、農業を始めとした屋外利用目的に最適なセンサーソリューションです。

 Toamiは、リモート機器からのデータをセキュアかつリアルタイムに検索でき、ドラッグ&ドロップで簡単に開発できる機能などが用意されています。製造機器の遠隔監視や生産ラインの稼働率監視、電力のデマンド監視、農業向けM2M、構造物のモニタリングなどの用途を中心に、M2M/IoTサービスを低コストかつ短期間で実現できます。

今回のサービスは農業関係者を対象とし、高齢化や後継者不足、分散圃場管理といった課題や高付加価値農作物の生産など、日本農業のバリューアップを支援します。