三井住友銀行、インドネシア最大の農業大学ボゴール農大と覚書を締結

 三井住友銀行は、世界最大のイスラム国家であり、今後も経済成長が期待されるインドネシア市場について、現地の農業大学では最大のインドネシア国立ボゴール農科大学と農業分野で覚書締結した。
同社では今後、インドネシア市場・イスラム市場へ進出を図る日本企業をボゴール農大へ紹介し、ボゴール農大は、企業が必要とする関連情報の提供、現地農家・企業の紹介、共同実証・人材提供等を行う、としている。

 インドネシアは、ASEAN地域最大の人口2.4億人を抱え、中間層の拡大による食品市場の拡大、並びに嗜好の欧米化が進んでいます。また世界最大のイスラム国家であり、今後成長が期待されるイスラム圏向けビジネスのゲートウェイとしても期待されています。

一方で、インドネシアでは、一部の農畜水産分野は輸入に依存している状況を踏まえ、同国政府は、自給率を向上させるため等の各種政策を講じている中、生産技術・加工技術に優れた外資企業の資金や技術の導入が期待されています。

三井住友銀行、インドネシア最大の農業大学ボゴール農大と覚書を締結

 ボゴール農大は、インドネシア最大の農業大学であり、インドネシアの政策実現・農業分野の課題解決等を目的として、先進国企業との連携・共同実証事業等に積極的に取り組んでいます。また、イスラム教義に即した食品等を認証する「ハラル認証」に関するアドバイスも行っています。

今般の覚書締結により、当行は、インドネシア市場・イスラム市場へ進出を図る日本企業をボゴール農大へ紹介し、ボゴール農大は、企業が必要とする関連情報の提供、現地農家・企業の紹介、共同実証・人材提供等を行うことを企図しています。

また、当行は、農業分野を成長産業と捉え、融資やアグリファンドへの出資、株式会社日本総合研究所によるコンサルティング、インドネシアへの食品の輸出・進出を目指す日本企業とインドネシア企業のビジネスマッチング等に取り組んでおります。