産地直送の野菜販売などを手がけるファームドゥは、野菜の生産・販売など「農」に関する複合施設を仙台市内に開設する計画を発表した。約11万平方メートルの敷地に、ICTを活用した大規模植物工場や農産物直売所、飲食店などを集約し、2015年春の海上を目標に進めている。(写真:ファームドゥのウェブサイトより)
「仙台農業王国」(仮:東北農業王国)にはイチゴやトマト、葉物野菜などを栽培する大規模植物工場を建設。ICT技術による先端技術を導入しながら、観光客に農産物の収穫を楽しんでもらう観光農園としても活用する。
敷地内には農産物の加工施設のほか、太陽光発電システムやレストラン、モンゴルの移動式テント「パオ」を使った宿泊施設など、ファームドゥが、現在手掛けている各業態を持ち込む。
施設建設用地、再整備事業は、仙台市と20年の定期借地契約を結ぶ方針となっており、同社の他、NTTデータ子会社などが構成する共同事業体が運営主体となる。
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現