研修育成方法の見直しと契約農家拡大を目指して、千葉に大規模な水耕ハウスを新設(葉っぱやファーム)

独自ブランドブーケレタスなどの生産を行う農業生産法人葉っぱやファーム(千葉県市原市)では研修育成方法の見直しと契約農家拡大を目指して、千葉の市原市から借り受けた約1.5ヘクタールの土地に、レタス栽培用ハウスの建設がスタートした

今年の11月をめどに8棟のハウスを新設、来春までに合計で14棟に増やす計画であり、総投資額は約1億5000万円を見込む。研修生はまず2カ月ほど一緒に基本的な栽培法を学び、その後、1人1棟ずつハウスを借りて独自にレタス栽培に取り組む。「順調なら1棟で月5000株のレタスが収穫できる」という。

研修育成方法の見直しと契約農家拡大を目指して、千葉に大規模な水耕ハウスを新設(葉っぱやファーム)

同社の研修プログラムでは、これまで月給(約16万円)を払いながら栽培法を教えてきたが、長続きする人が少なかった。そこで、研修生に1棟ずつ水耕栽培用のハウスを貸与し、収穫量が増えるほど収入が増えるインセンティブを加えた仕組みに変更することで、研修生の意欲や工夫を引き出そうとするのが狙い。生産したレタスは同法人が全量を買い取り、研修生はハウスの賃料などを差し引いたお金を収入として受け取る形になる


同社では現在、自前農場や全国30カ所の契約農場でブーケレタスを栽培し、販売会社の葉っぱや(市原市)を通じて百貨店や食品スーパーなどに出荷している。価格は1パック300円前後と若干、高めではあるものの、味や長持ちする点が好評で「年々引き合いが増えている」という。