ソウルオブジャパン株式会社は現在、世界最大規模の完全閉鎖循環式・陸上養殖技術(RAS*)によるアトランティックサーモンの生産・加工工場を三重県津市に建設しており、2025年以降、年間 10,000 トン(ラウンドベース)の生産を計画している。
*RAS:Recirculating Aquaculture System
この度、伊藤忠商事株式会社と魚を中心とした総合食品会社、株式会社極洋との間で販売合意がなされたことで、ソウルオブジャパンが生産するRAS式アトランティックサーモンの大規模な販売が決定しました。
これは、水産資源の流通に強みをもつ極洋様が、地球環境に優しく世界の食糧問題の解決に貢献していくというソウルオブジャパンのミッションに共感いただけたことで実現いたしました。
<環境・食糧課題に対するソウルオブジャパンの貢献>
○食料自給率の改善
食料自給率、特に動物性たんぱく質の供給力をアトランティックサーモンの養殖を通じて高めます。
○環境負荷改善
畜産類と魚類との比較で、飼料要求率が効率的で、単位当たりの CO2 排出や水の消費量が最小である 最も効率的なたんぱく質源が魚類。
アトランティックサーモンの供給・消費を促進すると、畜産業での飼料消費量や排出される CO2 を削減・改善することが可能です。また、100%輸入していたアトランティックサーモンを国産化することで、商品輸送時の CO2 排出量を削減できます。
◯海洋環境の保護
ソウルオブジャパンの RAS テクノロジーによる生産工程は、海洋生態系にまったく影響を与えません。施設外からの病原菌の侵入は遮断され、抗生物質、農薬、ホルモン、マイクロプラスチックが魚に含まれず、サーモンの生態と海洋を保護することに貢献します。
○地産地消による経済活性化
日本でアトランティックサーモンを生産することで、雇用創出と経済活性化が見込めます。また輸入から日本生産に代わるため、GDPも改善され、経済効果は確実に見込まれます。
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