FFSA、施設園芸・植物工場に関連した設備や商品など「施設型 第一次産業」の推奨品を選定

一般社団法人食の未来システム創造協議会(FFSA)は、施設園芸や植物工場に関連した設備や技術、種苗などを中心とした施設型第一次産業の関連製品(施設・設備、検査機器、種苗等)について、独自に定めた推奨基準に基づき、2021年度の推奨品を選定した。

三菱樹脂が薬用向け甘草の量産技術を確立。人工光型植物工場による苗生産設備を利用
選定対象分野(5分野)と選定された推奨製品(応募社)
2021-1:人工光育苗設備(施設園芸・植物工場向け)

・苗テラス (三菱ケミカルアクア・ソリューションズ株式会社)


2021-2:環境制御装置(施設園芸・植物工場向け)
・Smart菜園’sクラウド (パナソニック株式会社)
・施設園芸用 環境制御栽培支援システムHERBEST (協和株式会社)
・Arsprout(アルスプラウト) (アルスプラウト株式会社)


2021-3:衛生検査機器(人工光型植物工場向け)
・ルミテスターSmart、ルシパックA3 Surface/Water(キッコーマンバイオケミファ株式会社)
・サニタリーチェックシステム (株式会社エルメックス)
<拭き取り検査キットST-25PBSとSwabstar、フィルム培地Easy Plate、コロニーカウントシステム>


2021-4:種苗(植物品種)
・ハンサムグリーン(レタス) (横浜植木株式会社)
・ベイビーキス レッド(パプリカ) (横浜植木株式会社)
・ベイビーキス イエロー(パプリカ) (横浜植木株式会社)
・桃太郎ホープ(トマト) (タキイ種苗株式会社)
・ごちそうPR-7(トマト) (タキイ種苗株式会社)
・フルティカ(トマト) (タキイ種苗株式会社)


2021-5:養殖システム(海面魚類)
・大規模養殖システム (日鉄エンジニアリング株式会社)


2022年度 推奨事業設定対象分野
2022年度以降、上記以外に推奨分野を設定し、範囲を拡大してまいります。2022年度に追加設定する対象分野は下記を予定しております。2021年度対象分野に加え、これらの分野の製品の事業を展開されている皆様には、推奨を事業拡大に役立てていただくべく、ご応募の検討をお願いいたします。

  2022-01 検査分析機器(施設園芸・植物工場・養殖システム向け水質分析)
  2022-02 養液栽培システム(施設園芸向け)
  2022-03 栽培環境調節用機器(施設園芸向け)
  2022-04 栽培環境改善資材(施設園芸向け)
  2022-05 輸送環境測定機器(スマートフードチェーン向け)
  2022-06 陸上養殖システム(魚類)


推奨品について
選定された推奨品は、当該製品にFFSAの推奨品である旨表示することができます。FFSA推奨品は「安全・安心、高品質の証」として、特に海外において、推奨品の認知度・信頼度を高め、正当な価格を維持した販売の基盤となるような顧客価値を創造します。


「FFSA推奨事業」が目指すものは下記の通りです。
1)施設を利用した第1次産業の設備・検査機器等を高度化する

2)製品の多面的な価値を向上する協議会・推奨事業の認知度向上により対象製品の付加価値を高め、海外(アジア)販売を促進する

3)FFSA推奨基準の普及を通じて、日本や海外(特にアジア)での推奨品の販売を促進し、付加価値が高い「食」を提供することで、世界の食生活を向上する。


FFSAについて
FFSAは、2019年7月に任意団体として設立し、2020年4月に一般社団法人化しました。

産学官による連携活動を通じて食と健康を担保する日本の食関連産業を革新、拡大し、Society5.0の実現に貢献することにより、日本の食材と、関連するサービスを高付加価値化し、日本の食関連産業の事業拡大及び収益性強化に貢献することを目指し、海外事業支援、推奨・認証事業、政策提言事業に取組んでいます。