エンテック有限会社(Classic Organicsとの合同事業)は、国内初となる100%植物性原料の食品用エコラップ専門ブランド【Earth Wrap (アースラップ)】を8月20日に発売した。
プラスチックフリーで繰り返し使えるエコラップは、使い捨ての食品用ラップに代わる環境配慮型の商品として注目を集めています。
一般的なエコラップがミツロウ(動物性原料)を使用するのに対し、Earth Wrapは100%植物性原料のみで作られており、日本国内では初のヴィーガンフードラップ専門ブランドとして生まれました。
<エコラップとは?>
プラスチックを主な原料とする使い捨ての食品ラップと違い、洗って繰り返し使えるサステイナブルな食品用ラップを指します。
コットン生地にワックスや樹脂をコーティングして作るエコラップは、プラスチックフリーで100%生分解性の素材でできた地球のための選択です。
主な用途としては野菜や果物を包んだり、お皿やボウルなどの蓋にしたり、おにぎりやサンドウィッチを包んで持ち運んだりと、色々なシーンでマルチに使えます。
<エコバッグの次はエコラップ?環境に優しい選択の次の一手>
2020年7月よりレジ袋が有料化され、エコバッグを持ち歩くことは当たり前の日常になりつつあります。環境保護やプラスチック資源の削減に対する人々の意識が向上しているなかで、次に削減していく使い捨て資源は食品ラップではないでしょうか?
一般的にエコラップは熱に弱く、使い捨ての食品ラップの用途を完全に置き換えることはできませんが、様々な用途で使用できるEarth Wrapは、これまでは使い捨てしていた無駄な資源や家庭ゴミなどを大きく削減してくれます。
<国内初、100%植物性で地球のための選択>
【植物の葉で包み込むような、優しいフードラップ】
日本人は古くから、食品を包むために柿の葉や竹皮などの植物を利用してきました。抗菌、防腐作用のある植物を活かす知恵を生活の中で身につけていたのです。Earth Wrapはその知恵を現代に活かすために、100%植物性の素材だけを選びました。
使用するのは、中米に自生するキャンデリラ草が分泌するキャンデリラワックス。その他の素材も100%植物性のものだけを使用した、大変珍しいヴィーガンタイプのエコラップです。日本国内のブランドとしては初のヴィーガンエコラップブランドです。
(一般的なエコラップの原料は、ほとんどの場合ミツロウを使用します。それに対してEarth Wrapではミツロウを使用しない100%植物性ヴィーガンのエコラップです)
<商品の特徴>
■遠州織物を使用
2タイプある生地のうちの一つは、静岡県の遠州地方に伝わる「遠州織物」を使用しています。
綿の全生産量のうち数%しか採れない超長綿と呼ばれる希少な糸を使用し、シャトル織機という低速の織機で紡がれる生地は、高密度で強度が高いのにふんわりと柔らかい独自の手触りを持つ高級生地です。
その特性を生かしたEarth Wrapは一般的なエコラップよりはるかに薄いため、様々な形の食品や食器にフィットします。
■安全な素材
コーティング剤の原材料のうち、ホホバオイル(国内では化粧品グレードまで)を除いた全ての原料が食品として認可されている原料を使用。食べ物に直接触れることもあるものなので、安心安全な原料を使用しています。
<商品バリエーション(サイズ/税込上代)>
■Small (16cm×16cm / 1380円)
■Medium (25cm×25cm / 1780円)
■Large (33cm×33cm / 2680円)
■Jumbo (45cm×45cm / 3280円)
■TRIO (Small / Medium / Large 各1枚セット/ 4580円)
各サイズ、柄あり、柄なし(遠州織物)の2パターン展開(Jumboのみ、柄なしだけの展開)
関連サイト
オフィシャルサイト: https://www.earthwrap.jp/
公式オンラインストア:https://earthwrap.base.shop/
インスタグラム @earthwrap.official
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