NECソリューションイノベータは「NEC 営農指導支援システム」の最新版を提供開始する。
最新版では、農業産地で蓄積した気象・環境・生育・出荷などの実績データを「説明可能なAI」を用いて分析し、生育や収穫量に影響する要因のさまざまな条件における影響度や関係性を可視化して、予測モデルを提示します。
これを生育予測や生産予測へ活用することが可能です。果菜(きゅうりなど)、葉菜(キャベツなど)においては予測モデルを活用して生産予測を行い、週単位の出荷量などの予測結果を提示します。
また、GIS(地理情報システム)による地図情報、および農業データ連携基盤と連携し、農地境界を示す農地地図情報を提供します。
これにより、地図上で圃場全体の状況を把握し、各圃場ごとの生育状況などの詳細情報を確認することが可能です。
さらに、農業データ連携基盤と連携し、利用制限情報を含む農薬登録情報を提供することで、これまでの農薬散布記録を踏まえた適切な農薬散布の実施を支援します。
説明可能なAIによる「データ分析」「⽣産予測」機能の提供(オプション)
農業産地で蓄積した気象・環境・⽣育・出荷などの実績データを独⾃のAIを⽤いて分析し、平均温度や飽差といった、⽣育や収穫量に影響する要因のさまざまな条件における影響度や関係性を可視化して、予測モデルを提⽰します。
これを⽣育予測や⽣産予測へ活⽤がすることで、販売戦略の⽴案に役⽴てることが可能です。さらに、形式知化されていない栽培知⾒の発⾒に役⽴てることができます。
また、果菜(きゅうりなど)、葉菜(キャベツなど)においては予測モデルを活⽤して⽣産予測を⾏い、週単位の出荷量の予測などの予測結果を提⽰します。
圃場の作業状況などの情報を地図画⾯上で可視化
GIS(地理情報システム)と連携し、本システムに登録された⽣産者の圃場位置および農業データ連携基盤に登録されている筆ポリゴンデータをもとにした圃場区画(境界線)を地図画⾯上に表⽰します。
表⽰された圃場ごとに作業予定・実績や農薬散布の状況、⽣育状況などに応じた⾊分け表⽰に加え、圃場ごとの詳細情報の確認が可能です。これにより、視覚的に圃場全体の状況を把握することできます。
FAMIC農薬登録情報を元にした農薬使⽤制限のチェックが可能
農薬利⽤登録時に、農業データ連携基盤に登録されているFAMIC農薬登録情報の農薬利⽤制限情報を元に、使⽤回数制限、成分別使⽤回数制限、使⽤禁⽌期間などの警告を表⽰するため、適切な農薬散布を⽀援します。
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