インドネシアの首都ジャカルタの都市部でも、都市型農業を推進し、グリーン・シティーにする取組みが進められている。政府は今年、75のエリアにて野菜や薬用植物、果物などを栽培する計画を発表し、緑のあふれる美しい都市の整備とともに、都市部における食料問題を解決しようと試みている。
住民に対しても、農業が手軽で、より身近なものに感じてもらうように、従来型の農業だけでなく、狭いスペースでも栽培できる多段式や水耕栽培のような新しい技術も活用している。
将来的には住民が必要最低限の野菜・果物などを自家栽培できるような仕組みを計画しており、そのために政府は、本プログラムに約4200万円の予算を確保した。
昨年度、政府は約5000万円を投入し、ジャカルタにある5つの自治体と観光場所でもあるサウザンド諸島に150もの都市型農場を開設させた。
今年も規模は小さいが多くの都市エリアに農場を増やしていく計画だが、都市部では汚染されていない水を確保できるかどうか等、農業を行う上で必要最低限のインフラ不足に直面するケースもある、という。
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