マックス、トマト・なす等の園芸用誘引結束機「楽らくテープナーHT-R」を発売

 マックス株式会社は、農作物の誘引結束作業を大幅に省力化する「テープナー」シリーズに、従来機より結束時のとじ荷重を約50%、本体質量を約20%軽減した園芸用誘引結束機「楽らくテープナーHT-R」を、2月1日より発売する。
希望小売価格は9,800円(+税)で、全国のJA、種苗店、園芸店、資材店などを通じて販売する。

ぶどう・キウイフルーツなど果樹の棚誘引結束、トマト・なすなど野菜の支柱番線誘引結束やきゅうり・メロンのつる上げ誘引結束他、苗木の育成作業にも適しています。

マックス、トマト・なす等の園芸用誘引結束機「楽らくテープナーHT-R」を発売
【開発の背景】
「テープナー」は、茎やつるを支柱や番線に、テープを回して片手でホッチキスどめする機械です。1969年に当社が世界で初めて製品化し、日本のぶどう農家への普及率は高く、近年では、フランス、ドイツをはじめとしたヨーロッパやアメリカ、韓国などでも使用されています。

 開発される以前は、茎や新梢を、藁やひも等で棚や支柱に1本1本手作業で縛っていたため、誘引期間内に多くの結束作業をするためには、大変な労力を必要としていました。「テープナー」の発売により、作業スピードは3~5倍に向上し、疲労の軽減や大幅な省力化を実現しました。

 その後もテープの切りカスが出ない機構や軽い力でとじられる機構を開発し、作業現場の省力・効率化に貢献してきましたが、本製品は、更なる顧客満足度を高めるために、発売から初めてハンドル部の形状や構造を一から見直し、従来機と比べ、とじ荷重を約50%、質量を約20%の軽減を実現しました。

テープナー用テープは、作物によって誘引する強度を調整できるよう厚みの異なる「テープ」や日光を浴びることで一定時期までは強度が増し、その後時間とともに劣化し収穫後には簡単に取り外しできる「光分解テープ」、キラキラ光る「鏡面テープ」などラインアップしております。