日本農薬株式会社では、インド農薬製造販売会社Hyderabad社の発行済株式の74%を取得し、同社を子会社化することを決議した。インドの農薬市場は2013年で約2,000億円となっており、今後も拡大が見込まれている。
同社では、自社製品の主力品目ターゲットの一つとして、インド市場を戦略的重要国と位置付け、現地販売会社を通じて直販体制の構築などに力をいれてきた(写真:Hyderabad社による販売商品、同社のWEBサイトより引用)。
株式を譲り受けるHyderabad社は、インド国内に製造・販売拠点を有する中堅農薬製造販売会社であり、研究開発機能も有している。株式取得の時期は2015年1月末を予定しており、諸手続きが完了次第、取締役を派遣し、創業家株主と共同で経営を行なう予定。
出資後は、インドにおける自社製品の開発、販売普及体制を早急に構築し、事業の拡大を図るとともに、既存の現地販売会社と協力して、インドの農業生産向上などに貢献してゆく、という。