LED光源による完全人工光型の植物工場にてベビーリーフを中心に栽培。施設では知的障がい者・高齢者の支援と雇用創出を目指す(Gファクトリー)

完全人工光型植物工場における野菜の栽培・販売を専門とする株式会社Gファクトリーは、赤・青の調光可能なLED照明による完全人工光型植物工場『はっさむ工場・ぴゅあ ふぁーむ』を2月に開設、4月より本工場にて栽培した野菜の出荷を開始する。また「知的障がい者・高齢者の支援と雇用創出」を理念として掲げ、当工場の重要な戦力として積極的に雇用を促進する計画である。以下、同社によるプレスリリースを掲載しておく。


季節を問わず安心&安全な野菜を提供!完全人工光型植物工場『はっさむ工場・ぴゅあ ふぁーむ』が札幌市内に開設(西区発寒)
〜LED照明による人工光栽培で無農薬かつ高い栄養価の野菜栽培が実現〜


完全人工光型植物工場における野菜の栽培・販売を専門とする株式会社Gファクトリーは、LED照明による完全人工光型植物工場、『はっさむ工場・ぴゅあ ふぁーむ』を2月に開設、4月より本工場にて栽培した野菜の出荷を開始。また、「知的障がい者・高齢者の支援と雇用創出」を理念として掲げ、当工場の重要な戦力として積極的に雇用を促進。


北海道・札幌市で完全人工光型植物工場における野菜の栽培および販売を専門とする株式会社Gファクトリー(本社:札幌市西区発寒、代表取締役:有田昌利)は、LED照明による人工光栽培をおこなう完全人工光型植物工場として、『はっさむ工場・ぴゅあ ふぁーむ』を2月に開設、4月より本工場にて栽培した野菜の出荷を開始いたします。


『はっさむ工場・ぴゅあ ふぁーむ』最大の特長は2点です。

一つは、【安心安全な野菜の生産と供給】、二つ目は【知的障がい者・高齢者の支援と雇用創出】です。

人工光栽培では、通常栽培よりも3〜4割早く生育し出荷が出来ます。リーフレタスの場合は40日、ベビーリーフは20日程で出荷が可能です。今シーズンは野菜の価格が高騰し続け、また、自然災害や悪天候等の外的要因による被害等で出荷できない場合も多く見受けられます。その点、人工光栽培は、外的要因に左右されることなく野菜を栽培することができ、安定した収穫・出荷ができ、値段も安定しています。

また、LEDによる人工光栽培に加え、水耕栽培、無農薬栽培をおこないますので、通常の野菜より日持ちがするうえに、渋みや苦みがなく、栄養価の高い野菜が収穫できます。

さらに、建物の中に栽培用の建物(プレハブ)を建てるため、自然災害や天候のほか、放射能などの影響も受けません。つまり、野菜を洗わずにそのまま食べられる【安心安全な野菜】なのです。


そして、『はっさむ工場・ぴゅあ ふぁーむ』では、知的障がい者および高齢者の雇用をおこないます。

当社代表の有田はかつて、就労支援サービスのNPOを立ち上げ、障がい者雇用の支援をおこなっていたことから、“働きたくても働けない方がたくさんいる”現実を目の当たりにし、そのような障がい者を助けたい、支援したいとの思いを抱いています。そこで、【知的障がい者・高齢者の支援と雇用創出】を当工場の理念として掲げ、重要な戦力として積極的に雇用をおこなってまいります。


<完全人工光型植物工場で生産された野菜の特徴>

(1)高い安全性
閉鎖された空間の中で土を使わず水耕栽培を行うため、病原菌や害虫の侵入が無いので農薬を使用しません。また、細菌数が少なく、土の付着もないため洗浄せずにそのまま食べることが可能です。

(2)安定供給
冷夏や暖冬、台風等気象変動の影響を受けることがなく、常に一定の量および品質を維持することができるため、価格の変動がありません。

(3)高い栄養価
露地野菜に比べ栄養価が高く、「えぐみ」や「苦み」が少ない上に保存期間が長いのが特徴です。


<完全人工光型植物工場『はっさむ工場 ぴゅあ ふぁーむ』工場の概要>
●工場所在地 :札幌市西区発寒(当社敷地内に設置)
●野菜栽培室の面積:約17.5坪(約57.75平方メートル)  
●時期:2月26日完成、27日より工場稼働開始
●収穫予定数量(1日あたり):リーフレタス50株(1株約80g)、ベビーリーフ7kg(小分けにして販売)、バジル3kg(小分けにして販売)
*オープン当初は6〜7割の稼働(上記3点の栽培)でスタート予定です。


当工場ではベビーリーフを主力商品として考えております。「ベビーリーフ」と呼ばれる野菜には様々な種類があり、それらを組み合わせて販売いたします。当面は15種類程のベビーリーフの中からお客様ご要望により組み合わせて販売をしたり、当社にて組み合わせたベビーリーフをパック販売(1パック50g程度)する予定です。

将来的には20種類の中からお客様に選んでいただき販売する予定です。販売は、工場内の販売ブースにて直接販売をおこない、収穫量が増えた時点で飲食業界への販売も計画しております。植物工場で収穫した野菜を併設した店舗にて販売する形式は全国的にもあまり例がありません。


<LED照明の実証実験について>
LED照明には赤色と青色があり、通常初期に青色の照明を当て、生育期〜収穫期には赤色の照明を当てていますが、今回試みとして、生育期から一定時間の間隔で赤と青の照明を切り替える仕組みを採用しています。(1本のLED蛍光管の中に赤と青の照明を実装しています)
まだ、実験段階ですが、通常の2.5倍栽培速度が向上するとのことです。(リーフレタス(100g)で通常の照明で40日程度かかるところ、約16日程度になるとの予測)そのような実証実験も当工場では兼ねております。


<知的障害者・高齢者の採用について>
当工場では、知的障がい者、高齢者(65歳以上)の積極採用をおこないます。(予定では4人程度)
リーフレタスは1人で、ベビーリーフだと3人ほどで対応が可能とみております。当社代表の有田はかつて、就労支援サービスのNPOを立ち上げ、障がい者雇用の支援をおこなっていたことから、“働きたくても働けない方がたくさんいる”現実を目の当たりにし、そのような障がい者を助けたい、支援したいとの思いのもと、重要な戦力として積極的に雇用をおこなってまいります。

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