新潟県内初のユニット型植物工場による苗生産事業、環境制御型施設による高糖度トマトの生産開始

 NSGグループが支援する株式会社ベジ・アビオは、新潟県内初となるユニット型植物工場による苗生産事業、高糖度トマト生産のための環境制御型・太陽光植物工場事業を立ち上げ、関連施設が稼働した。8月21日に竣工式が行われる。

新潟県内初のユニット型植物工場による苗生産事業、環境制御型施設による高糖度トマトの生産開始
株式会社ベジ・アビオについて
株式会社ベジ・アビオは平成28年6月に設立した新設農地所有適格法人です。新潟農業・バイオ専門学校の運営や、平成30年開校予定の新潟食料農業大学(設置認可申請中)の新設など、新潟県の農業活性化に取り組んでいるNSGグループが全面的にバックアップしています。

同社は、新潟県において立ち遅れている「ユニット型植物工場による苗生産」と「環境制御型太陽光植物工場」の事業を行い、環境制御型スマート農業のビジネスモデルを構築し、新潟県の農業活性化と若者の人材育成に寄与することを事業理念としています。


ユニット型植物工場による苗生産について(苗生産部門)
新潟県は、野菜の作付けが多く、大きな野菜苗マーケットが形成されており、また現在では生産者の高齢化等により自家苗から購入苗へのシフト(苗生産と栽培の分業化)が加速している状況にあります。

そのような中、これまで新潟県内ではユニット型植物工場による苗生産を行っている業者は存在せず、購入苗の多くは県外から供給されています。

新潟県内初のユニット型植物工場による苗生産事業、環境制御型施設による高糖度トマトの生産開始
そのため、今回同社では地元の生産者と密接な連携を行い、地の利を生かしながら、新潟県内初となるユニット型植物工場を建設し、強健な優良プラグ苗を一年を通じて計画生産していきます。

生産した野菜苗(トマト・キュウリ・ナス・スイカ等)、薬用植物苗(カンゾウ等)、花き苗は、当社施設園芸部門への供給を行うとともに、既存の種苗販売会社と技術・販売において連携し、県内農家への普及を行う計画です。

また、薬用植物(カンゾウ等)苗は、連携企業との契約生産により、カンゾウ産地化プロジェクトの生産者へ販売します。また、薬用植物の産地化と苗生産拠点を進めている新潟市(農業活性化研究センター)とも連携し、薬用植物の産地化に取り組んでいきます。


環境制御型太陽光植物工場による高糖度トマト生産について(施設園芸部門)
新潟県のトマト生産の全国順位(平成28年)は作付面積6位、単位(10a)当たり収量44位、出荷量19位と、作付面積は大きいもののほとんどが露地・簡易温室栽培のため、収穫時期が限られ単位当たり収量が低いことが課題となっています。

そのため、同社ではICTを活用した環境制御型太陽光植物工場を建設し、供給が減る冬にも高糖度トマトの安定供給を行っていきます。

なお、高糖度トマトは、スーパー、卸し調査対象の売れ筋トレンド農作物においてここ数年1位にランキングされ、需要が拡大しており、全国的に生産は増加してはいますが、まだ供給が追いついていない状況にあります。

一方、新潟県においてはトマト消費量で新潟市は全国1位であるものの、高糖度トマトに関してはニーズが弱いことから、今後、直売場、飲食、スーパー等との連携により宣伝活動を行い、県内マーケットの構築を行っていきます。また、平行して、ニーズの高い首都圏への販売も同時に進めていきます。


「ユニット型植物工場による苗生産と環境制御型施設園芸の融合と人材育成」
同社の苗生産部門で生産される優良苗の一部は当社施設園芸部門へ供給され、苗から農産物までの一貫生産により高糖度トマト生産を行います。

同社ではこの農業生産システムを確立し、新しい農業モデルとして新潟県内に普及すること、またICTの活用による先進的なスマート農業を推進し、若者の就農を促し、将来新潟県の農業を担う人材を育成することにより、新潟県の農業活性化の一翼を担うことを目指していきます。


<ユニット型植物工場(苗テラス)の概要>
・ユニット型植物工場による優良苗生産(薬用植物苗、野菜苗、花き苗 等)
・主な設備:人口光型ユニット植物工場(苗テラス)

<環境制御型太陽光植物工場の概要>
・ICTを活用した環境制御型太陽光施設園芸による高機能トマト生産
・主な設備:パイプハウス4棟、改良型アイメックシステム(フィルム型養液栽培)、環境モニタリング装置(みどりクラウドpro)