バイテックHD、石川県七尾市に2カ所目の植物工場を計画。低カリウムレタスの生産も視野に

 エレクトロニクス総合商社バイテックホールディングスは、石川県の七尾市大津町にて来年春、腎臓病の透析患者向けの低カリウム・レタスなどを生産する完全人工光型植物工場を稼働させる。

石川県七尾市所有の大津町金ヶ崎公民館グランド用地(敷地面積 約3,700㎡)を借り受け、今夏に着工し、2017年4月の操業を目指す。生産規模はリーフレタス換算で日産8,100株となる。

※ 8,100株/dayを計画していたが、最終的な完成施設では、1日に約1万7千株(リーフレタス換算)=年間約460tの生産規模となった。

計画では子会社のバイテックグリーンエナジーと七尾市の農家で設立した「バイテックファーム七尾」と、金沢工大、七尾市の恵寿総合病院、県、いしかわ農業総合支援機構などが連携し、生産技術の確立に向けて研究を進める。

同社による石川県七尾市への植物工場施設の計画は、秋田県大館工場(2016年4月稼働予定)に続き、2件目の進出となる。今後はフランチャイズ展開を含め、全国に10件の工場建設を目指す、という。

商号:株式会社バイテックファーム七尾
植物工場分類:完全閉鎖型植物工場
鉄骨平屋建て:約2,200 ㎡
作付面積:約7,000 ㎡
レタス類生産:年間 約300万株(1日:約8,100株)

※ 最新情報
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