シャープ、電球形LED防蛾ランプを農技センターと共同で開発

 シャープは、広島県立総合技術研究所農業技術センター(農技センター)と共同で、夜行性の蛾類(夜蛾類)による農作物被害の低減と、光による農作物の生育への悪影響の抑制を両立させた、電球形LED防蛾ランプを開発した。来春に製品化、販売を目指す。

 農作物に害をおよぼす夜蛾類を、農薬を使用せずに防除する方法として、黄色に発光する防蛾ランプの効果が認められています。しかし、従来の防蛾ランプは常時点灯する水銀灯や蛍光灯を用いており、キクやイチゴなど光に敏感な農作物の生育に悪影響を与えるため、使用できませんでした。

 このたび開発した電球形LED防蛾ランプは、農技センターが保有するLED点滅光による防蛾照明技術と、シャープが保有するLEDの設計・製造および制御ノウハウを融合して実現しました。LEDを光源に用いることで、ランプの長寿命化と低消費電力化を図るとともに、水銀灯や蛍光灯では実現が難しい点滅発光により、農作物の育成への悪影響を抑制します。
シャープ、電球形LED防蛾ランプを農技センターと共同で開発
■主な特長
1.高い防蛾性能
夜蛾類の飛来や行動抑制に実績のある黄色光を採用

2.点滅光により農作物生育への影響を抑制
キク、イチゴなど光に敏感な農作物への使用が可能

3.LEDによる高い環境性能
・ランプの長寿命化と低消費電力化を実現
・小型軽量、壊れにくい材質で設置が容易

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植物工場・農業ビジネス編集部

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