みらい、フルLED光源を採用した1日1万株の量産型植物工場を宮城県内に稼働

 大規模な完全人工光型植物工場を運営する、株式会社みらいは、みやぎ復興パーク(宮城県多賀城市)内に、経済産業省の補助事業による植物工場を完成させた。全面的にLED照明を採用した植物工場としては世界最大規模で、1日約1万株のリーフレタスが生産可能である、という。

みらい、フルLED光源を採用した量産型植物工場が宮城県内に完成
みやぎ復興パークが入居するソニー仙台テクノロジーセンター内の既存建屋(電子デバイス工場)において、クリーンルームや高い階高、断熱性能など、建物が既に持つ特性を有効活用しつつ植物工場にリノベーションしたもので、施設の設計・施工、栽培ラックシステムのエンジニアリングを鹿島建設株式会社が担当し、高効率を実現する新たな植物育成用LED照明の開発・製造を日本GE株式会社が担当した。

先端農業で、東北の復興と新産業創出を支援

みやぎ復興パークは、東日本大震災により被害を受けた、東北地域のものづくり産業の復興と、新たな産業の創出・発展を図るための拠点として、公益財団法人みやぎ産業振興機構がソニー仙台テクノロジーセンターの施設を借り受け、整備されているものです。

みらいは、このみやぎ復興パークに再び植物工場を計画、経済産業省補助事業「イノベーション拠点立地事業, 先端技術実証・評価設備整備費等補助金」に応募し、採択されました。

※ 植物工場ベンチャーの「株式会社みらい」は破綻。2015年12月にマサル工業株式会社へ事業譲渡され、100%子会社のMIRAI株式会社として事業を継続中