KDDIによる日本3,000地点の気象ビッグデータを教育目的に無償利用へ

 KDDIは気象に関するデジタルデータの提供を始めた。ウェザーニューズや東京大学と連携し、研究教育目的であれば無料で利用できる。日本全国の3,000地点でデータを収集。1カ月に集まる観測データ数は1億2,000になり、気象に関するビッグデータをネット経由で入手し手軽に利用できる。

KDDIによる日本3,000地点の気象ビッグデータを教育目的に無償利用へ
データはKDDIの携帯電話用の基地局に設置した設備で集める。気温や気圧、紫外線関連など7種類のデータを計測している。集めたデータは気象分野の研究機関以外での活用を促す。

作物の育成との関連を調べる農業分野や、異常気象と病気の流行の関連性などの研究を想定している。


気象観測情報「ソラテナ」のオンライン提供開始について
〜気象ビッグデータを研究教育に活用〜

KDDI株式会社、株式会社ウェザーニューズ、および国立大学法人東京大学は、2013年6月11日より、「Live E! プロジェクト」を通じて、「ソラテナ」「Live E! プロジェクト」システムが生成する気象デジタル情報(気象ビッグデータ)を研究教育目的に広く提供するオンラインサービスを開始します。

KDDI、WNI、東京大学は、気象観測情報に関するビッグデータのシステムアーキテクチャとその応用に関する共同研究活動を、2012年度より行っています。

この共同研究活動は、地球環境に関係するセンサーデータの収集・共有・加工が可能なプラットフォームの提供によって、多様な利用を開拓することを目的として活動を行っている産学連携研究コンソーシアム「Live E! プロジェクト」と協調・連携を行い進められてきました。

このたび、「Live E! プロジェクト」のメンバーである株式会社ユビキタスの技術支援を得ながら、「ソラテナ」と「Live E! プロジェクト」が生成する気象ビッグデータを統合し、「Live E! プロジェクト」を通じて、気象ビッグデータを研究教育目的に広く提供するオンラインサービスを開始することになりました。

それに伴い、「ソラテナのデータの見える化デモシステム」を、http://soratena.live-e.org/ で公開します。提供する気象ビッグデータは、研究開発目的であれば、その利用法に制限は設けません。


※ 2018年現在 公開サイトは閉鎖しております。