ヨシケイ富山などを代表とする小竹商店グループが植物工場による野菜の生産と障害者雇用を進めるために設立した株式会社F&Fが、富山県高岡市にLED照明を全面に採用した閉鎖型植物工場の建設し、8月20日に竣工式が実施された。
導入したシステムは、アグリウェーブ株式会社と信州大学繊維学部の谷口彬雄名誉教授・特任教授が協力した形でLED型植物工場を設置した。
生産スペースは約100平方メートル、日産600株前後のリーフレタスが生産可能となっている。
生産したリーフレタスの販売先はグループの別会社であるカット野菜製造販売のユーキフーズが引き受ける。
投資額は3,000万円で、年間売上高2,000万円を見込む。まずは北陸エリアにおいて、天候により価格の乱高下が大きいリーフレタスの安定生産・供給からスタートする。
今回、設立した株式会社F&Fでは特例子会社として、障害者雇用など社会福祉型の植物工場を目指すとともに、採算性に関する検証も行いながら、今後の規模拡大や多品種の生産なども検討していく、という。
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