水道管の製造などを手がける明和工業では、インテリアとしても飾って楽しめる家庭用向け栽培キット「グリーンスーパーマーケット(商品ブランド名)」を販売開始した。
商品シリーズには、絵本をイメージした箱の中で観葉植物を育てる「グリーンストーリー」と、牛乳パック型の箱の中でカイワレなどの食用植物を育てる「グリーンディッシュ」の2商品を販売する。
同社が販売する商品は、以前に紹介した ”ポストカードと家庭菜園を融合した” ポストカードとミニ家庭菜園が一体化「ポストカーデンPostcarden」に似たようなコンセプトの商品であり、部屋の中に緑を置いて、癒やしを感じてもらうこともできる。
スプラウト商品を栽培する「グリーンディッシュ」は、自分で育てた植物を食べることで子どもの食育にも役立つという。9月に発売以降、1カ月半で約8,000個を出荷した。ロフトや東急ハンズなど全国200店の店頭に販売されている。
本業の水道管事業について、今後の大きな成長が見込めないため、新規事業として当初は自社の技術ノウハウを応用することで植物工場の参入も検討したが、結論としては、一般消費者向けに気軽に植物を栽培できる園芸商品の開発に至った、という。
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