NSGグループの社会福祉法人愛宕福祉会が運営する「未来ワークサポートさかまち」は、障がい者就労支援事業として、JAにいがた岩船と農福連携を開始した。
【トマト選果で初の農福連携】
JAにいがた岩船は、農福連携の初めての取り組みとして、2020年8月から社会福祉法人愛宕福祉会が運営する障がい者の就労支援事業所「未来ワークサポートさかまち」の受け入れを開始しました。
現在は週2回、トマトの選果作業の委託を受けています。また、今秋には米検査関係の書類の封筒詰めや、春の水稲育苗箱の洗浄などの委託を受ける予定です。
【農福連携について】
農福連携とは、障がい者等が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取組です。農福連携に取り組むことで、障がい者等の就労や生きがいづくりの場を生み出すだけでなく、担い手不足や高齢化が進む農業分野において、新たな働き手の確保につながる可能性もあります。
近年、全国各地において、様々な形での取組が行われており、農福連携は確実に広がりを見せています。
農林水産省ではこの取り組みを推進しており、愛宕福祉会においても、新潟市で農福連携の実績がある就労支援事業所「就労支援センタードリーム」のノウハウを活かし、村上市坂町を拠点とした事業展開を図っていきます。
未来ワークサポートさかまち
左)食品加工室 右)訓練室
【社会福祉法人愛宕福祉会について】
私達は、1998年7月に法人を設立し、翌年8月に拠点となる「特別養護老人ホーム愛宕の園」(短期入所、デイサービスセンター、居宅介護支援事業所を併設)を開設。
以来、高齢福祉事業として、特別養護老人ホーム、養護老人ホーム(指定管理)、デイサービスセンター、グループホーム、ケアハウス、小規模多機能型居宅介護、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、訪問介護(看護)、定期巡回・随時対応サービス、居宅介護支援事業所、地域包括支援センター(受託)を運営しています。
また、障がい福祉事業としては、障がい者支援施設、就労移行支援、就労継続支援A型、就労継続支援B型、自立訓練(生活訓練)、新潟市障がい者就業支援センター(受託)、生活介護、放課後等デイサービス、共同生活援助、短期入所(障がい)、相談支援事業を運営しています。
また、児童福祉事業では、幼保連携型認定こども園、企業主導型保育所、認可外保育施設、乳児院(受託)、児童養護施設(指定管理)を運営しています。
新潟県(新潟市・新発田市・胎内市・村上市・関川村・燕市・佐渡市)と東京都(板橋区)に95の事業(令和2年8月1日現在)を展開しています。職員数:1,368名(2020年1月1日現在)
【未来ワークサポートさかまちについて】
実施事業:就労移行支援(定員10名)就業継続支援B型(定員10名)
施設紹介:http://www.atago.or.jp/facility/
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