日本と東南アジア全11社で活動するバイオベンチャー企業群 “ちとせグループ”は、当グループが運営する藻類情報メディア「Modia(藻ディア)」(https://modia.chitose-bio.com/)を4月6日にリニューアルオープンした。
「Modia」は日本における藻類産業の発展を促す事を目的に、2017年7月にローンチした情報メディアです。
様々な産業における藻類の有用性や、世界各国の藻類バイオ技術や藻類政策の動向、藻類商品トレンドなど藻類ビジネス情報を中心に、藻類の科学的研究成果や雑学といった知識も織り交ぜながら、藻類の魅力を伝えています。
現在までに100本以上のコンテンツを発信するに至り、産業界や教育界から注目される藻類情報メディアへと成長させて参りました。
ローンチ当初に比べて、今では日本も含め世界各地で藻類生産が行われるようになっています。この藻類産業の中心は藻類食品です。
藻類食品は他の一般食品と比べ栄養価に優れ、タンパク質含有率も50~75%と高いためタンパク質危機に備えたタンパク質代替として期待されています。
そこでリニューアルした「Modia」では、従来の藻類ビジネス情報に加え、藻類食品全般や最も生産が盛んなスピルリナの最新ニュースやトレンド情報を充実させることで、藻類食品業界、強いては藻類産業全体の飛躍を目指していきます。
またビジネス向けから一般消費者向けへと読者のターゲット層を広げ、より親しみやすく、わかりやすい藻類情報コンテンツを提供していきます。
■Modiaのロゴマークを一新
藻類食品として世界で最も生産されている藻類「スピルリナ」をイメージしています。スピルリナの細胞の形態はらせん型(スピン)です。このらせん型をMのモチーフにしました。
■全面的にデザインを一新
より見やすく、シンプルですっきりとしたデザインに一新しました。
■コンテンツのジャンル分けを一新
藻類をより身近に感じられるようにしました。
[ジャンル一覧]
・BUSINESS
・CULTURE
・LIFESTYLE
・SCIENCE
・NATURE
・HEALTH
<Modia(藻ディア)>
https://modia.chitose-bio.com/
2017年7月にローンチした、ちとせグループが運営する藻類情報メディア。
地球上の生物誕生の源とも言われている藻類は、持続可能な地球環境に向け、様々な産業での活用に注目されている。「Modia」は藻類産業に役立つ基礎知識から、藻類バイオ燃料やその他藻類ビジネスの国内及び海外の最新動向、雑学に至るまで幅広く藻類情報を発信してきた。
今回のリニューアルでは、現在藻類産業の中心である藻類食品の情報を強化する。スピルリナを代表とする藻類食品の効能や海外トレンドをよりわかりやすく届けていく。
<ちとせグループ>
https://chitose-bio.com/jp/
千年先まで人類が豊かに暮らせる環境を残すべく、主に日本と東南アジア全11社で活動するバイオベンチャー企業群。「経済的合理性を常に視野に入れながら進めるバイオ分野の技術開発力」と、「バイオ技術の本質と限界を理解した上で事業化への道筋を引く事業開発力」を武器に、農業・医療・食品・エネルギー・化学などの領域に新たな価値を生み出す。
<ちとせグループの主な藻類プロジェクト>
鹿児島県に国内最大級の藻類生産実証試験設備を構築し、世界で初めて燃料用藻類(ボツリオコッカス)のパイロットスケールにおける長期連続生産を成功させた(NEDO, IHIらと)。
また、静岡県掛川市において食用藻類(スピルリナ)の屋外大規模培養を行い、世界初の生スピルリナ製品の事業化に成功。現在はブルネイへ工場を設立し、現地での生産を開始している。
さらに、三菱商事およびサラワク生物多様性センター(SBC)がマレーシアサラワク州に設立した、熱帯環境下における世界最大級の藻類培養設備(1,000㎡)の設計・監修を担当。現地の有用な藻類の収集&実用化を目指したプロジェクトにおいて、三菱商事の技術アドバイザーとして、2013年より現場におけるプロジェクト運営やSBC研究員への技術指導を行っている。
▷参照:ちとせの藻ヂカラ[中編]ちとせの藻類プロジェクト: https://journal.chitose-bio.com/algae_expertise-2/
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