DMM、中古農機の販売・買取の「株式会社ファーマリー」 の株式取得

 合同会社DMM.comは、中古農機流通事業を展開するベンチャー企業、株式会社ファーマリーの発行済み株式51%を、2019年9月25日付で取得した。

DMM、中古農機の販売・買取の「株式会社ファーマリー」 の株式取得
■株式取得の目的および背景
ファーマリー(Farmally)は、中古農機流通事業を通じて、農業生産をより効率的にし、持続可能な農業の実現を目指す会社です。情報をオープンにし、なめらかな農機流通を創ることで、全国の農家様がより農業に専念できる環境作りに貢献したいと考えています。

DMM.comは、一次産業、レガシーな産業をアップデートしていくことで新しいビジネス、市場を開拓しており、農業分野における農機具市場流通のオープン化に向けた同社の理念に賛同し、自社が保有するITインフラ、人材・ビジネスノウハウ・経営リソース、海外事業展開への支援などを通じて同社の成長に貢献できると考え、株式取得を決定いたしました。


■株式会社ファーマリー 概要
社名:株式会社ファーマリー
所在地本社:東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル3F
成田営業所:千葉県成田市前林112-13
代表者:代表取締役 石 泰成
事業内容:中古農機具の仕入れ、販売、納品、メンテナンス
資本金:107,975,000円(資本準備金を含む)
設立年月日:2018年8月
URL:https://farmally.jp/


■株式取得の詳細
・創業者2名(石氏、貝崎氏)が保有する一部および既存株主であるVC2社保有分全てを合わせたファーマリー発行済株式総数の51%を合同会社DMM.comが取得します。

・ファーマリーはDMM.comの連結子会社となり、運営はこれまで通り独立して管理されます。経営陣にも変更はなく、石氏が引き続き代表取締役として経営を担います。


■今後の展開:石氏コメント
「今回の提携を決めたのは、現在DMMが一次産業アップデート推進や、地方創生にリソースを割いて拡大しようとしており、農業分野に対しても我々と同様の課題を感じているなど、共感できる点が多かったのが大きいです。

我々の事業には一定量の投資や時間が必要ですが、現時点で事業投資した先のビジョンまで戦略合意ができており、一緒にやっていくことでスピーディーに事業展開していけると考えています。

日本の農家さんは家業を継ぐ方たちが大半を占めます。農業という産業は力仕事が多く、機械の導入により効率化できる仕事も多いと認識しています。

しかし、実際は廉価な農業器具の情報が少なく、苦労される方も多いのが現状です。我々は、農業の情報格差を無くし、中古流通を活かして農家さんの負担を軽くしていくことで、日本の農業を持続可能な産業として活性化に貢献できればと考えています。」

DMM.comは今後も、次なる事業成長を見据えたスタートアップ支援、投資・買収等を積極的に展開してまいります。