パーソルサンクス、横須賀市と農福連携を推進。農作業にて最大30名の障がい者雇用へ

 総合人材サービスのパーソルグループで、障がい者雇用支援事業を手掛けるパーソルサンクス株式会社と横須賀市は、農福連携を進めていく。自治体と特例子会社による農福連携協定の締結は、全国で初、という。

この農福連携協定に基づき、2018年10月に障がい者の農作業事業所「よこすか・みうら岬工房」を開所し、2020年3月までに30名の障がい者雇用拡大を目指します。


■障がい者雇用の拡大と農業・地方経済活性化の双方を支えるモデルケースに
2018年4月からの障がい者法定雇用率引き上げに伴い、これまで以上に障がい者雇用の必要性が高まっていますが、雇用元の不足や職域拡大などが課題として顕著化しています。

一方で、地方の農業における「人材確保」や「担い手不足」は長期的な課題として認識されており、双方が抱える課題の解決を目指す「農福連携」は、近年全国的に注目を集めています。

特例子会社と自治体による農福連携協定の締結は今回が全国で初の試みであり、企業の障がい者雇用拡充と農業・地方経済活性化を同時に支える協定としてのモデルケースの確立を目指します。


■横須賀市における「よこすか・みうら岬工房」の役割
2018年10月より開所する「よこすか・みうら岬工房」では、横須賀市内の農園との業務契約により、指導スタッフと障がい者のメンバーが請負先の農園において、種の定植、作物の収穫、出荷の準備などの農作業業務を請け負う。

その他、農福連携勉強会や農福連携推進セミナーなどを開催し、本協定に基づく事業により蓄積されたノウハウをもとに横須賀市と共有し、地域貢献を目指します。

また、農業の垣根を越え、障がい者雇用促進セミナーなどの開催や職場体験実習の受け入れを積極的に実施いたします。