東芝ライフスタイル株式会社は、冷蔵庫のまんなかに使用頻度の高い野菜室をレイアウトした6ドア冷凍冷蔵庫「VEGETA(べジータ)」の新商品として、野菜室・チルドルームの鮮度保持性能を向上させた「GR-M600 FWX/FW/FD」の3シリーズ、計10機種を2017年9月中旬から順次発売する。
「FWX/FW」シリーズは、乾燥の一因となる冷気が野菜に直接当たるのを防いで、鮮度保持に必要な水蒸気の粒子のみを通過させる「ミストチャージユニット」を採用。
うるおいを野菜室に閉じ込め、野菜の乾燥を抑えて保存環境を向上させた「もっと潤う 摘みたて野菜室」を新たに搭載しました。
これにより、野菜の水分減少率を約1/3に抑制し、野菜本来の食感が長持ちします。また、野菜室ケース底面に「お掃除口」を新たに設けお手入れを簡単にしました。
チルドルームは、冷却制御を見直し、「速鮮チルド」モードの冷却スピードが約20%アップ。-4℃前後の冷気と伝熱性能の高いアルミトレイの効果ですばやく冷やし、肉・魚などの生鮮食品の鮮度劣化を抑制、おいしさを保ちます。
これらの鮮度を守る性能の向上に加え、断熱性能が約10%向上した高性能真空断熱材の採用や、冷蔵室庫内の送風効率改善等により、さらなる省エネ化を実現しています。
【新たな特長】(FWX/FWシリーズのみ)
1:【野菜】
野菜の乾燥を抑えて保存環境を向上させた「もっと潤う 摘みたて野菜室」を新搭載。「お掃除口」で清掃も簡単
2:【チルド】
冷却制御を見直し、「速鮮チルド」モードの冷却スピードを約20%アップさせて生鮮食品の鮮度劣化を抑制
3:【省エネ】
断熱性能が約10%向上した真空断熱材の採用や冷蔵室庫内の送風効率改善等により省エネ化を実現
■商品化の背景と狙い
2017年度の国内家庭用冷凍冷蔵庫の需要は、前年度比約102%の約390万台を見込んでいます。また、450L以上の大型冷蔵庫の構成が拡大傾向にあります。昨今では天候不順等による野菜の価格高騰や食肉の安全性をめぐる問題等から、食料品の価格は上昇傾向にあります。
このような環境から高まっている生鮮食品の鮮度、長期保存に対するニーズに対応するため、新製品では野菜の鮮度保持性能を向上した「もっと潤う 摘みたて野菜室」、チルドルームにおける食品の鮮度保持性能を向上した「速鮮チルド」を搭載した「VEGETA」シリーズ、計10機種を発売致します。
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現