ソフトバンクがAeris社とIoTやテレマティクスのサービス構築を支援する合弁会社を設立

 ソフトバンク株式会社とAeris Communications,Inc.が、共同出資により、企業のIoTやテレマティクスの利活用、サービスの構築を支援する新会社「株式会社Aeris Japan」を設立した。

 企業向けにすでに多様なICTソリューションを提供するソフトバンクは、大手自動車メーカーが国内最大規模で展開するテレマティクスサービスをはじめ、業務用車両向けの運行管理サービス(フリートマネジメント)や、自動販売機の検量サービスの他、医療、セキュリティー、農業、建機など、多岐にわたる分野で最適なサービスを提供している。

 また2014年には、米GE社との戦略的提携により、インダストリアルIoTのサービスプラットフォーム「Predix(TM)」の共同提供を開始するなど、回線やネットワークインフラの提供はもちろん、企業におけるIoTの利活用支援から業務の効率化、オペレーションの最適化まで「IoTを活用したい」という企業ニーズに応え、サービスを拡充してきた。

 一方Aeris社は、米国においてテレマティクスサービスプロバイダーとしての回線提供サービスをベースに、SIMマネジメントのオンラインポータル(SIM管理プラットフォーム)の提供や、さらには顧客ニーズに基づいたアプリケーション構築までサービスの領域を広げ、企業のさまざまなIoT関連のニーズに応えるソリューションを展開している。

 今後、両社が持つIoT分野における高度なテクノロジーやビジネス基盤をベースに、さらに多様化、高度化する企業のIoTの利活用ニーズに対応したサービスを共同開発し、Aeris Japanを通して主に日本の企業向けに提供していく。

■Aeris Japanの概要について
・社名:株式会社Aeris Japan
・設立日:2016年7月1日
・所在地:東京都港区東新橋1-9-1
・役員:
代表取締役 兼 CEO Raj Kanaya
代表取締役副社長 赤堀 洋
・出資比率:
ソフトバンク株式会社:51%
Aeris Communications,Inc.:49%
・事業内容:IoT関連およびテレマティクス関連のサービスの提供