北海道・JA帯広かわにしと日本通運は営農面での連携に乗り出す。第1弾として、同JAが今年から本格化させるタマネギ栽培で、来年産の苗作りの農作業を日本通運が担うことを計画している。今後は同社が出資する農業生産法人の設立も視野に入れながら、他作物も含めて農業ビジネスでの本格連携を模索する。
JA帯広かわにしは今年から輪作体系維持の一環として、施設建設も含め加工用タマネギの本格栽培(約83ヘクタール)に乗り出す。タマネギ栽培はビニールハウスで苗を育て、畑に植え替える移植が一般的だが、ビートの苗作りと時期が重なるため農家の負担が大きく、人手の確保にも課題があった。
日本通運はこれまでも農産物の輸送だけでなく、管内に約500人いるグループ会社の社員が野菜の選果場、乳業や製糖工場の作業を請け負っており、農業分野への本格参入を試みる。同社が栽培段階から農業に関わるのは初めて。
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