三菱重工グループの田町ビル、屋上緑化庭園に保育園児を招きイチゴ狩りを開催

 三菱重工グループの株式会社田町ビルは6月2日、都内港区に所有する賃貸ビル「第一田町ビル」に地元の保育園児を招き、屋上緑化庭園でイチゴ狩りを開催した。イチゴ狩りには、プチ・ナーサリー田町(大辻香苗園長)の3〜4歳園児15人が参加した。

三菱重工グループの田町ビル、屋上緑化庭園に保育園児を招きイチゴ狩りを開催

 第一田町ビルはJR田町駅前にあり、屋上緑化庭園は本館屋上部分のうち219m2を使ったもので、庭園の21.5m2に人工土壌の「菜園」スペースを設け、イチゴ55苗(宝幸早生)を植えて育ててきました。子どもたちの人気も高いイチゴは、サツマイモ収穫後の冬から春にかけての露地栽培に適しています。

イチゴ狩りには、プチ・ナーサリー田町(大辻香苗園長)の3〜4歳園児15人が参加。まず屋上緑化の仕組みや効果について、庭園の生育写真を中心とする展示パネルを使った説明の後、田町ビル社員や引率した保育園職員のサポートでイチゴを収穫しました。その後はイチゴを試食し、自分たちが収穫したイチゴをおみやげに会場をあとにしました。

田町ビルは、港区が2026年に25%の緑被率目標達成を掲げて進める緑化運動に参加。本格的な屋上緑化に向け、この庭園で2009年5月から5年間の実験に取り組んでおり、区からの補助金も受けています。

 田町ビルは、三菱重工100%出資により1964年に設立されたグループ建物資産運営会社で、賃貸ビルの所有・運営および三菱重工ビルなどの運営管理と、その関連事業を手掛けています。第一田町ビル内の飲食施設では2012年4月から、太陽光発電を利用した小型植物工場(野菜栽培装置)から採れる新鮮な無農薬野菜を使った料理を提供するなど、先駆的な“店産店消”活動も手掛けています。