不動産賃貸仲介大手のハウスコム株式会社は、2017年から新たな雇用形態(障がい者雇用型)として開設した千葉県柏市の農園「ハウスコムファーム」について一般公開した。
この農園は、さまざまな方がいきいきとはたらくことが出来る環境を提供することを目的として設立され、現在ハウスコムファームでは障がいを持ったスタッフ、そして管理者となる農場長が野菜を育てています。
ハウスコムファームでは、ビニールハウス内の養液栽培装置(作付面積約84㎡)にて野菜や果物を栽培し、子供からお年寄りまで安心して食べることのできる無農薬栽培にこだわっています。
収穫された野菜は一旦ハウスコムの本社に届けられ、梱包を行ったあと、各店舗へ配布しています。季節によって収穫される野菜は異なり、小松菜やガーデンレタス、ラディッシュ、ミニトマト、スイスチャードなどさまざまな種類が届けられます。
「ハウスコムファーム」という農園がひとつのコミュニティとして確立し、店舗、本社をつなぐ重要な役割を果たしています。
今後、ハウスコムファームでは収穫した野菜を地域の子ども食堂へ提供することや、イベントの開催など様々なプロジェクトを企画しています。また「はたらく喜び」を障がい者の方と共に感じられるような組織作りをハウスコム社全体で目指してまいります。
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現