イスラエルのテルアビブを拠点に活動する非営利団体の都市型農業組合では、家庭菜園の普及・促進や、建物内に植物工場を導入した地産地消(店産店消型)モデルの実証を行っている。
また、同団体では先日、テルアビブ・ヤッフォ市とも連携しながら、市の中心地に簡易的な温室のモデルハウスを設置、都市住民が農業に触れる機会や定期的なワークショップ・見学会を実施している。
都市型農業では後進国であるイスラエル
イスラエルでは、周辺国との関係性もあり、歴史的にも食料の自給率向上に力を入れてきた。国土の多くが砂漠に覆われているイスラエルでは、過酷環境下でも効率よく野菜を生産するため、先進的な農業技術の開発を行い、現在でも、高い技術力を持った生産者が大規模農場を運営している。
ただし、上記のような農場は、都市部からは大きく離れた場所に位置しており、屋外型の大規模な露地栽培や(太陽光利用型)植物工場が中心であり、イスラエルでは、欧米や日本でも普及しつつある都市型農業の事例は少なく、法制度も進んでいない。
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