阪神電気鉄道では、都市部の高架下土地の新たな活用方法を検討する中で、消費地に近いという地の利を生かして、完全人工光利型植物工場を2012年1月に建設し、阪神野菜試験栽培所として翌年の3月よりグリーンリーフレタスの出荷を行っている。
同社では今回は、尼崎センタープール前駅高架下に新たな栽培所を設け、新たな品種を栽培するとともに、これまでのグリーンリーフレタスを大幅に増産する計画である。
鉄道高架下の植物工場での水耕栽培の規模を拡大
〜ブランド名称は「HANSHIN 清らか野菜」に決定〜
阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市福島区、社長:藤原崇起)では、2012年2月から鉄道高架下(大物駅〜杭瀬駅間)に「阪神野菜試験栽培所」を設け、グリーンリーフレタスを水耕栽培し、沿線の皆さまに安全・安心かつ新鮮な野菜をお届けしてきましたが、この度、尼崎センタープール前駅高架下に新たな栽培所を設け、新たな品種を栽培するとともに、これまでのグリーンリーフレタスを大幅に増産してまいります。
また、「水の畑でやさしく育った」をキャッチコピーに、阪神野菜栽培所の野菜全てに「HANSHIN 清らか野菜」というブランド名称を付け、ロゴマーク及びパッケージを一新して販売します。
当社では、高架下土地の積極的な有効活用を初め、沿線活性化に積極的に取り組んでおり、今回、野菜栽培の規模を拡大することで、沿線地域を中心に、農薬を使わずに栽培した安全・安心かつ新鮮な野菜をお届けし、更なる沿線の活性化を図ってまいります。
【キャッチコピー】「水の畑でやさしく育った」
【ブランド名称】「HANSHIN 清らか野菜」
※野菜の生育に最適な環境を徹底管理した水耕栽培で、自然の雨風や病害虫にわずらわされることなく育った、瑞々しくピュアな味わいの野菜を表現したものです。
●阪神野菜新栽培所の概要
1.完成年月 2014年3月(出荷開始:2014年4月上旬〜中旬)
2.形 式 完全人工光型植物工場
3.住 所 尼崎市水明町373−6(「尼崎センタープール前」駅高架下)
4.建築面積 836平方メートル
5.生産規模・主な栽培品種
・グリーンリーフレタス(従来から栽培)、フリルレタス(新たに栽培)
1日当たりの生産量計 約1,800株
・ベビーリーフ(新たに栽培)
1日当たりの生産量 約25kg
(注) 従来は、グリーンリーフレタスのみを1日当たり約300株生産していました。
6.主な販売先
沿線のスーパー、飲食店舗、阪神百貨店、ガスビル食堂等
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