福島県・川内村に建設された完全人工光型植物工場「川内高原農産物栽培工場」が2013年4月に稼働する。本格稼働は5月を予定している。
植物工場施設は、川内村と青果物卸業を展開する株式会社まつのが共同出資した農業法人「KiMiDoRi」が運営する。
主にリーフレタスを生産し、7月頃から出荷を行う。稼働当初は1日4,000株程度を計画しており、フル生産になれば最大で8,000株/dayの生産が可能である。
栽培施設は4区画に分かれており、LEDや蛍光灯による栽培室を設けている。放射能測定器も導入し、出荷する野菜の全品検査も行うことが可能である。
LED栽培については、昭和電工による高速栽培技術「Shigyo法」が無償で提供される。植物育成に最適な比率で、赤色光と青色光を照射することで、一般的なLED植物工場に比べ、出荷サイクルが短縮・収穫量の増加につながる特殊な栽培方式である。
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